カテゴリー「政治と経済」の11件の記事

経済・政治・国際

株下がっちゃったよ、カンさん

 8年ほど前、米系格付け会社が日本国の格付けを引き下げた。
その日の東京市場の大引け取材で某証券会社の投資情報部長にインタビューした際、「今回の格下げをどうご覧になりますか?」「どういう背景か分からんが、他の国を勝手に格付けしてけしからん!!」え、いえ、そうじゃなくて、マーケットへの影響などを聞きたいんですが…と思いつつ、もう、質問には答えん!という雰囲気がビンビン伝わり、やむなくマーケットの分析に質問を移した憶えがある。
 インタビュー相手は、当然、詳しく自分の考えも述べられたのだと思うが、あえてコメントせず、という姿勢を「けしからん!」という言葉にこめたのだろう。

 27日に米S&Pによる日本の長期国債格付け引き下げについての質問を投げかけられた我が国の首相は「今初めて聞いた。今本会議から出てきたばかり。そういうことには疎いんで」と答えた。
 これはかなりマズイ答えだと思う。
 まず、初めて聞いたにしても、第一印象を言葉にすべきだ。
本会議から出てきたばかりと言うけれど、囲み取材の前に想定質問の段取りをつけているはずだ。そこでブレーンは何も示唆しなかったのだろうか?日本国債格下げは、おそらくブレーキングニュースで通信社が流しているはずだ。
 首相が経済に疎いというのは周知の事実?だが、それを自分で認めてしまって…。駄目押し。駄目だこりゃ…。

 何度か当コラムにも書いたことがあるが、首相自身がバリバリの経済通である必要はなく、ブレーンに経済に長けた人がいて常に情報を得ていればいいだけの事だ。だが、今回の発言により、ブレーンまでもが「駄目だこりゃ」状態じゃないかと思わせてしまった。

 例え初耳であったとしても、ハッタリでもいいから、「真摯に受け止めなければいけないが、正直、けしからんと思う」ぐらいの発言してもいいんじゃないの?そういうシミュレーションをしていないんだろうか?
 トップが「疎い」何て発言して、後になって「それは聞いてなかったっていう意味だ」みたいな事を言っても、言い訳にしか聞こえない。第一、そんな発言をしたら、マスコミがこぞってその部分を取り上げて、首相は経済分かってない、とぶち上げるのが目に見えるではないか!一番大切な「国民への安心感」は揺らぎ、「経済分からない人に国の未来を預けていいの?」と、庶民が危惧するだろうことが読めないのだろうか。

 株下がっちゃったよ、カンさん。早く株上げて。

2011年 1月28日記)

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雹は降らなかったかも

 今日(14日)になって、気象庁のウェブやらを検索してみたけれど、降雹の記事は見当たらなかったので、雹は降らなかったのかも。でも、かなりバチバチ硬いものが当たる音が響いていたので、我が家の周りだけ降ったのか???

 雹はさておき、票は取りまとめられ、大差を持って菅首相が選出された。
現在の政党が与党になって初めての党首選、
 前与党の下での党首選では、華やかな演出はあったものの誰がどう見ても出来レースであることに間違いなく、一般市民には投票権もないので、それこそニュースの彩りとして眺めている程度のものだった。だが、今回の党首選は、かなり読みづらい戦況であり、報道もコメンテーターも慎重だったように思う。逆にいえば、去年の夏与野党逆転してから、今までの取材体制では情報が上手く集まらず、深い取材が出来ないと言うお台所事情もあるやもしれない。
 
 僅差ではなく、大差で、党意をもって選ばれた管さん、
この差の重さは重大だ。

 菅首相に関しては、経済音痴、原稿丸読み、など、残念な指摘も多々ある。
ただ、リーダーは必ずしも全てに精通している必要はない。政治家は研究者ではない。その道にたけた人を御意見番に持っていればいい。
 世界中の百科事典を読むよりも、その道に詳しい人とディスカッションし、現場を視察、現状を把握し、これから先も含めた改善策を考えて欲しい。

 政治は語るだけでは駄目。
現状をくみ取り、行動すること。
その実行力が、今後、全ての国民の視線にさらされることになる。

 消去法で管さんが選ばれたわけじゃないと信じたい。
私たち市民が直接選んだわけじゃないけれど、選ばれた意味をかみしめ、10年後に、管さんを選んで良かったねと言われるように、しっかり次の世代につなげて頂くことを期待する。

914日記)

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選んだのは私たちー2-代表選へ

 一年前、私たちは、旧来の政治の流れに区切りをつけ新たな流れに希望を託して政権交代を選んだ。しがらみに囚われず、新しい時代に合った舵取りを、新たな政権のリーダーに託したのだ。

 なのに、この体たらくは如何なものか。

 あるニュース番組で、地元選出議員に支持者の女性が意見する場面が映し出された。「報じられるのは、誰がどうしたこうしたっていう足の引っ張り合いみたいな事ばかり。政局ばかりで政策が論じられていない」というような内容を地元議員に訴えていた。
すでに政治のニュースはワイドショー並みのレベルになってしまっている。

 一年前、私たちが選択したのは、こんなレベルの低い話題のためではなく、低迷しているこの国に清涼な風を吹き込んで欲しかったからだ。

 確かに選んだのは私たちだ。
でも、選ばれたからには、国民が何を望んでいるのかに耳を傾けて欲しい。
神輿をかつぐために政治家になった人は退場してほしい。
今一番必要な事は、この国の現実を直視し、国民と対話することだろう。
そのためには淀んだ風を散らすべきだ。

 そしてメディアも、独自の切り口で混沌とした現状を伝え、提言してゆかなければ、目の肥えた視聴者の求めるレベルに到達しない。

 志は高く、懐は深く、今一番大切な事と、これから何が必要になるのかを見極めて、この難局を乗り切るべく。

(8月31日記)

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711・参院選の投票日

 参院選の投票日。
夕方4時ごろ、迷いつつ投票所に向かう。

 去年夏の衆院選では、とにかく一度流れを変えた方が良い、との国民の思いで政権交代となった。今回の選挙では、これまで約1年間の新政権への国民の評価が示される。政権交代による刷新への期待がしぼみ、問題を曖昧にしたまま首相が交代して迎えた選挙、どんな結果となるのだろうか。

 鳩山氏から管氏へたすきが渡され、これからが管首相の正念場だ。
 管首相には、なるべく長期に、荒波を受け止めて舵取りをしてもらいたいと思っている。世襲議員でも、地元の名士でもなく、大物の傀儡でもない、富裕層の企業経営者でも、ヒルズ族でもない、これまでの人生で得た市井の目線で日本を見ていると感じているからだ。

 ただ、政党自体には魅力が無い。
今回の比例代表の候補の顔ぶれを見ても、脈絡がない…。全体のまとまりがないので、評価するのは難しい。かといって、その他の党も決め手に欠ける。本当に悩ましい…。

 江東区の投票率は、午後7時時点で46.80%。前回、平成19年の参院選の46.20%0.6ポイント上回っている。小雨が本降りになったのに、投票率は高い。
 投票所では、ベビーカーを押したママさんや、ボーイフレンドを外で待たせている20代前半の女性の姿もあった。皆、日本がどうなっちゃうのか心配なのだ。
 投票用紙を前に、鉛筆を握りながら、さらに迷いに迷って、「皆が幸せになるようにしっかり頑張ってよ」と心で呟きながら名前を書いた。

 ところで選挙特番。
 筑紫哲也氏が亡くなってから、見たいチャンネルがなくなってしまった。
放送ジャーナリズムは、これからの報道を担う優れたキャスターの発掘も課題となるのではないだろうか。
(7月11日記)

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選んだのは私たちー辞任への思い

人生の中で色々な選択肢がある。
選んだ後、その道を進むうちに、新しい発見もあれば、座礁もある。
とは思っているけれど…。

正直、政治と金の問題は、
ここまで引っ張らずとも、けりをつけるタイミングはいくらでもあったのに、今なぜ、と言う気がする。
もっと早く、潔い決着をつけていれば、盛り返せたろうに。
逆に、ここまできて退陣を表明したのは
何となく筋立てが出来たからなのか、と観ぐったりもする。

ただ、去年夏に政権交代を選んだのは私たち。
ここで古き悪しき習慣を絶ったつもりだった。
ゆっくりでもいいから、暮らしやすい未来を導いてくれると願って。
色々なものが逆転したから
前のめりで伝える側のメディアが主客逆転で混乱しているのも、
賢明な市井は、逆にゆったりと俯瞰していたはずだ。

変わらぬ金の問題が露呈してしまったことは誤算だった。

新たなリーダーに私たちが求めるのは、
急激な改革ではなく、まず清潔さ、そして決断力だと思う。
でも、その後ろで、知恵者猫みたいにニンマリ糸を引く人がいたら興ざめだ。

時代は変化して、政治に前のめりになる市井はいない。
おらが町の誇り、先生様、と言う感覚もあと数年。
内向きで停滞した感情を如何に自分に向けられるか。
冷ややかな視線をいかに暖かな支持のまなざしに変えるか。
それは、リーダーとなる人の時代を読む感覚でしか成し得ない。

でも、選んだのは私たち。次も見てゆきます。
市井目線は案外鋭いのよ。
(6月2日記)

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オバマ大統領 平和賞受賞


 アメリカのオバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した。
 受賞理由は、核兵器廃絶など軍縮と、中東和平推進など。
 アフガン問題や医療保険制度改革で支持率が低下気味なうえ、つい先日はオリンピック招致にも失敗し、何となく就任時の威光が薄れ気味のオバマ大統領が再び世界的な脚光を浴びた。「まだ提唱の段階で、成果が出ていないのに時期尚早では」との声もあるが、ノーベル平和賞が授与されたことにより、核廃絶・軍縮に向けた期待が示され、その先導役という重圧をオバマ氏が担わされた形になった。
 オバマ大統領にとって、うやむやにできない宿題が与えられたことになる。
 またこの受賞をきっかけに、様々な分野で核廃絶が論議のテーマとなるだろう。

 プラハ演説でオバマ大統領が初めて核廃絶に言及した後、残念なことに、日本はリアクションが遅く、むしろ野党の方が先にアクションを起こしてしまった。今回は、この国際的な核廃絶に向けた評価を日本がしっかり受け止め、早期に世界に向けた正式なアピールをしてほしい。受賞を機にオバマ大統領が広島を訪問する気持ちを強めるかもしれない。それが実現すれば、世界の報道機関がヒロシマをあらためて取り上げるだろう。唯一の被爆国として、国際的に情報を発信するまたとないきっかけとなる。

 1112-13日の訪日は日程がタイトで
広島まで足を延ばすのは無理かもしれないが、タイミングとしては絶妙だ。
今度こそ、そのチャンスをしっかり生かし、
日本のペースで核廃絶を強く世界に示すことに期待したい。

10月9日記)

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政権交代を選んだ私たち

08311senkyo_2  31日午前4時25分、NHKの報道では残り1議席が確定、すべての議席が出揃った。

自民党が119議席、民主党が戦後最多の308議席を獲得、政権のバトンが渡される。

東京付近では30日午後3時ごろから氷雨が降り始め、

そのあと本降りになったので、もしかしたら投票を見送った人もいたのかもしれない。それでも投票率69%でこの結果とは…。

 前日の記事にも書いたが

開票日はお祭り、当選翌日はお披露目のご祝儀でもいい。

私たちが注目すべきなのはこれからだ。

選ばれたからには、しっかり結果を出してもらわないと。

そのためには明確な戦略を示してもらわなければ納得できない

一般国民は、しっかりストラテジーを提示し結果を出してもクビになる時代。

今後4年間は勿論のこと、

長いスパンで日本が豊かになる種まきができているかどうか、

国民が穏やかな気持ちで日々送れるようになるのか。

しっかり評価していくのが「未来を選んだ私たち」の責任だ。

08312senkyo (8月31日記)

(4時半議席確定で数字訂正)

 

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民主過半数獲得ー政権交代

天下分け目の衆院選。

想定外の大差をつけて

10時20分過ぎに民主党が241議席を取った。

民主党の鳩山代表はNHKとのインタビューで

これは民主党の勝利ではなく、国民の選択、今後もおごらず、、、という趣旨の勝利宣言。

麻生首相は「責任を取り一党員となる」意向を示した。

NHK会見抄訳 一部改訂)

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衆院選の投票日

天下分け目の衆院選が投票日を迎えた。

私も整理券を手に投票へ。

投票所はわりと空いていて、ものの5分もかからずに会場を後にした。

老夫婦から30代前後の若いカップルまで幅広く投票に訪れていたが、やはり20代の若者の姿は少なかった。今回の選挙は一種イベント化している雰囲気もあり、若者もそれなりに興味を持っているのではと期待しているのだけれど、実際はどうなのだろう。

0830senkyo1 選挙権を得てからは投票するのが当然と思っていたので、仕事で行けない場合は不在者投票をして、ほぼ欠かしたことがない。

一方で二人の妹たちは選挙には全く関心がない。

かつて妹たちと同じ地区に選挙権があった時は、「投票しても何も変わらないもん」「あまり関係ないし」という彼女らに、皆がそんなことを言っているから何も変わらないんだよ、一票が集まれば力になるんだから、当然の権利を使わないなんて勿体ないでしょ、と説得し、「だって誰に入れたらいいか分かんない」と渋る二人を「だったら正々堂々と白票を投じなさい、棄権は絶対だめ」とまさにお尻を叩いて投票所に連れて行ったものだ。

望ましいのは公約を熟読し、自分の未来を託したい人をしっかりと選ぶことだけれど、未だかつて投票所に足を運んだことのない人が興味を抱き、「何だか面白そうだから参加してみたいな」「今回は行ってみようかな」という気持ちになってくれたら、それはそれで歓迎すべきことだと思う。投票所に行ってから、何だかよくわからなくて迷ってしまい、「ああ、もっと調べておけばよかったな」と思ったら、次回の選挙の際には、今回より真剣に公約を読むかもしれない。

0830senkyo2 景気悪化が底を打ったとの見方もあるようだが、人材と言う財産を切り捨ててようやく保ったものだろう。人員削減して崖っぷちから踏みとどまった企業が下げ止まったから正社員を雇いましょうなんてことになるわけがない。これから数年は人員はそのままで利益を確保する方針を維持するはず。

社会全体のエネルギーが縮小して、希望を抱きにくい時代。

一生懸命働いて結果を出しても企業の業績が悪いからとクビになる時代。

政治の世界もこれからはスリム化を図り、結果を出せるか、国の隅々まで豊かにできるか問われるべき。

それを託すのが今日の一票。

自分の生活と未来を託せる人をしっかり選び、もし、どうしてもふさわしい人がいない場合は、投票所に行って堂々と白票を投じるのも仕方ない。

与えられた権利を無駄にしてはいけない。棄権せず投票しよう。

投票終了まで、あと約2時間。まだ未来に間に合う…。

今日は各局選挙特番を組み、視聴率も上がると推察される。

今日は勝敗を見極めるお祭り騒ぎでいいが、

私たちが注目したいのはこれからだ。

選ばれたからには、しっかり結果を出してもらわないと。

一般国民は、結果を出してもクビになる時代なのだ。

今後4年間は勿論のこと、

長いスパンで日本が豊かになる種まきができるかどうか、

しっかり評価していこう。

(8月30日 投票所や投票整理券)

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黙祷ー64回目の終戦記念日

 今日8月15日は64回目の終戦記念日。

日本が戦争を止めてから65年目にはいったことになる。

正午、1分間の黙祷を捧げた。

 この3月、地元の文化センターが主催する「戦後の日本映画」特集の上映後の質疑応答で、参加者から「戦後」をどのように括りますか、との質問があった。講師の映画評論家は、「日本は、第二次世界大戦が終わってから「戦後」が続いている。他の国では何らかの形で再度戦争が起きているので、戦後はその都度断絶されるが、そういった意味では日本は、終戦から戦後が長く続いている国」といった趣旨の話をしていた。たしかに、世界では何らかの形で戦争や紛争が発生しているのに、日本では今に至るまで「戦争」は起きていない…。

 今年は4月にアメリカのオバマ大統領がプラハ演説で核廃絶を訴え、いつになく核問題や軍縮が話題となっている。広島では原爆の日に市長が「オバマジョリティーとして核廃絶を世界に訴える」と演説した。

日本は唯一の被爆国として、核廃絶、戦争反対、を示す義務がある。これは核爆弾を落とされた国が負う宿命だと思う。

罪もない人が命を落とす戦争には絶対反対!

…と、書きながら、恥ずかしいことに、まだ広島の平和祈念資料館や原爆ドームに実際に観たことがない。7月中に広島に行く予定だったが、一連の猫騒動で延期したまま...。

これはこの夏の私の宿題。

広島平和記念資料館ウェブサイト≫

http://www.pcf.city.hiroshima.jp/index2.html

(8月15日 資料館ウェブサイト追加)

(8月16日 てにをは 修正)

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