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祭り待ちの下町~水掛祭


 東北の夜空を焦がす祭りとバトンタッチするように、ここ東京下町深川は12日に一年繰り延べの富岡八幡例大祭・水掛け祭りを迎える。
今週に入ってから、街が何となく浮足立って、祭り提灯を早々と掲げる家もあれば、町境には町名の入ったぼんぼりが祀られた。神酒所作りも本格的になり、昨夜(9日夜)木場あたりを歩いたら、早々と開いた神酒所で、大小のお神輿が、灯火に照らされていた。祭半纏の青年部の神酒所付きが、訪れる町会の人々に対応したり…。商業化されない、地元主導の祭りが、なぜか東京下町には息づいている。集客とか、売上なんてものよりも、地元の人たちが祭りを誇りに思う気持ちが根底にあるからじゃないかと思う。

20120810mikoshi



 10日の今日は、全ての町会で神酒所開き。

 本来なら去年が本祭りだが、大震災の喪に服する意味で繰り延べになり、今年は震災復興の祈りも込めての神輿渡御。いつもなら、宮元の神酒所は八幡様の鳥居の前が定位置だが、今年は鳥居の内側に移動。鳥居前には木造り二階建ての桟敷が設けられ、御簾まで備えているので、これは貴賓席なのだろう。

 11日は神幸祭。
昭和5年に作られた網代車に宮司などが乗車し、各神酒所を巡る。
戦災を免れた希少なものらしい。
そして、午後からは各町会で、子供神輿、大神輿が町会を巡航する。

 12日は連合渡御。
朝の7時半、深川八幡前の永代通りに終結した各町会54其の神輿が、順次、八幡様に一礼して出発する。

 初めての観光客は、勇壮な永代越え(お昼頃から)や佐賀の水かけに興じるだろう。
地元としては(ちょっと上から目線?いえいえ地元目線)、宮入りした後の町会巡幸に凱旋後の担ぎ手に対する地元の暖かなまなざしを感じて、ここに住んで良かったな、と思う。

 そういえば、青年部で最後に神輿を担いだのは丁度10年前。震災で一年繰り延べになったので、9年前のはずが10年前になった。
 今後も担ぐことは無いけれど、ワッショイ=(和を背負う)の気持ちを籠めて、心ひとつに世の中が良き方に向かってくれるよう願いながら、水を掛け声を掛けよう。


富岡八幡HP:例大祭行事
http://www.tomiokahachimangu.or.jp/reisai/h24/html/reisai.html


2012810日記 写真は町境に飾られる提灯 9日撮影)
(2012年8月11日、宮本の神酒所、「鳥居の内側」に修正)

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