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終戦記念日に思うこと

 酷暑の東京で、815日を迎えた。
正午、洗い物の手を止めて、一分間の黙祷。

 今年4月から何回目の黙祷なのだろうか。

 いつもなら、平和や戦争のない世界への誓いを新たにする節目だけれど、今年は大震災への復興と共に、ある意味、核エネルギー縮小への願いも込めた人も多かったかと思われる。

 「頑張れ日本」と、戦後の復興と同じように語られていたのは、震災1カ月ぐらいまでのことだったろうか。その後、都心は日常を取り戻せたし、被害が少なくインフラが回復できた地方都市も徐々に復旧してはきた…。スローガンは「頑張れ」から「カンバロウ」になった。でも、日常を取り戻せない人々もいる。ガンバりたくとも何ともできない…。一律に復興できないのが現状なのだ。

 戦後の復興と異なるのは、誰がどう見ても、この「地域差・温度差」なのだと思う。

 未だに戦後復興と同じように語られがちだが、戦後、日本全土が「もう戦争は起こさない」「平和な中、ゼロからまた日本を起こそう」「以前のようにアジアナンバーワンを取り戻そう」、と裸一貫から一念発起した戦後とは、個々の感情も取り巻く海外事情も違う。

 なにより、日本全土が、エネルギー政策を見直そう、と一丸になれない。
豊かな生活を捨てられない、経済は何よりも(人よりも?)優先すべき、と言う人もいる。
価値観が多様化している中で起こった震災、そして復興。
なので、戦後と同じように、国民一律には括れない。

 私は、かねてからこのコラムでも記しているように、日本が経済でナンバーワンになるより、子供たちが豊かに暮らせる日本であって欲しい。
 豊かな自然の下で、美味しい水を飲み、美味しいお米を食み、美しい花を愛で、大地を駆け巡り、木立の下で憩う、古来からの日本の精神を全うするような土壌を維持したい。これは、おそらく、戦争が終わった後、多くの国民が願ったことだと思う
 そして、高度成長期に、徐々に失われて行った精神だと思う。

 これからの豊かさは、今までの豊かさ・貧しさの秤でははかれない。
戦後の豊かさと、今後の豊かさはイコールではないような気がする。
 そして、これが重要なのだが、今後の豊かさを決めるのは、10年後、20年後、30年後…。もっといえば、今の子供たちのそのまた子供たちだ。
 だから、今、子供たちを守りたい。

 もしかしたら、今がその軌道修正の最後のチャンスなのかもしれない。
だからこそ、経済より、子供たちのために、未来のために、日本を…。
そんな思いで、この拙いコラムを綴ってゆく。

2011年8月16日2時出稿)

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