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ニュースが伝えるべき事

 仕事で、大阪の人と一緒になった。
「東京はあっついですねー」
地下鉄に乗ったら窓があいていて外気を取り込んでいたのに吃驚したとのこと。大阪からの新幹線の中は、皆、関西仕様?の長袖シャツにスーツ姿のビジネスマンがほとんどだったのに、東京駅に着いたら、スーツ姿なんて皆無、皆軽装、余りの暑さに、早々に半袖に着替えたそう。
「大阪も、徐々に節電してますけど、東京がこれほど徹底してるとは思いませんでした~」

 東京暮らしの私たちにとって、震災直後から既に節電モードに入っていて、特に違和感もなく、むしろ、以前より灯りが点っていたりすると、もっと節電できるのでは、なんて感じるぐらいなのだけれど、大阪人にとっては、東京の「いま」を目の当たりにして驚きを隠せない風…。

 西の地方では、東日本大震災のニュースはどのように報じられているのだろう。この震災は、関東圏も大きな被害をこうむり、さらに原発被害もどんどん関東圏に広がってきているので、ニュースの大半は震災・原発関連で占められるけれど、関西圏では関西のニュースの後にチョコっと報じる程度なのだろうか。
 同じ日本でありながら、報道される内容に地域差があることに違和感を抱く。

 震災から100日目を迎え、ようやく福島県が、県民全員を対象にした健康調査を始めることを決めた。ただ、実際に始めるのは今月末からで、一斉に始めるわけではない。あまりにものんびりしすぎてやしないだろうか。既に3カ月もの間、過酷な状況の下生活しているし、そのような状況に耐えられず、自ら、子どもを守るために自主的に他県へ避難した家族もいる。これからもっと増えてゆくだろう。その人たちには健康調査は施されるのだろうか。

 6月10日に、福島のお母さんたちを招いた講演会に参加し、子どもたちが置かれている現状を聴いてきた。
 福島では、「がんばろう福島キャンペーン」が展開されているため、店頭には県産品しか並んでおらず、子どもたちのために北海道や西の野菜を買いたくても手に入りにくい。
 県外からの疎開受け入れの情報は、県や市の広報には載らないし、地元メディアも伝えないので、ネットで調べるしかない。
 子供たちにヨウ素剤が配られるのは、50ミリシーベルトになった時。服用は100ミリシーベルトを超えた時。(!!)

 他にも吃驚するような話が沢山あったけれど、そうした事実を国内の大きなメディアはほとんど報じないし、扱いが小さい。
どこも同じトーンの論調で、終わったことを伝えているように感じられてならない。
こんな大震災が起こった後なのに、独自ネタが異様に少ないのも気になる。

 今動いている事実、「真実を伝える」のがニュースなのに…。

2011年6月18日記)  

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