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611―うねりは「エネシフト」

 6月11日、東日本大震災から3ヵ月。
そして、福島原発が壊れてから3ヵ月。

 先月同様、部屋でキャンドルを灯し、黙祷を捧げる。
 速やかに、被災地の皆さんが、いつもの生活を取り戻せますように。
そして、一刻も早く、原発から再生エネルギーへの移行を国が決めますように…。

 「私にできることは何だろう」
震災後、常に自分に問いかけていた言葉。
原発が壊れているかもしれないと早い時期から感じていたので、これは長期戦になる、今は何もできなくても、数カ月後、半年後に、自分のできることを見つけよう、と、はやる心に言い聞かせていた。
 
 猫の目ジャーナリストとして、セラピストとして、何が出来るか。

 3ヵ月を迎える今、私が出来ること。
 皆の気持ちが安定して、穏やかにすごせる日本を作ること。
それには、ストレスの原因になっている原発を順次廃止してもらい、これ以上、ストレスと共に生活を強いられる人を増やさないこと。
―これは、私の生業である、ジャーナリスト&セラピストの二つの分野に共通する願い。

 なので、昨日(6月10日)は、福島のお母さんたちの現状報告を聴きに行き、今日(6月11日)は、新宿アルタ前の脱原発アクション集会に参加した。

 どんな感じなのかな、と思っていたけれど、雰囲気は学園祭の前夜祭と言った感じ。わりとユルくて、会場の人も、自主的に参加している感じ。20歳前後の若者や、30代の子供を連れたカップルも沢山いた。勿論、若かりし頃はアジ演説したであろうオジチャンオバチャンもいたし、とんがってそうな人も。でも、難しいことをマイクでがなりたてるような昔スタイルの集会じゃなく、呼び掛けたり、歌ったり、「原発要らない」「原発危ない」「子供たちに未来を」「地球にやさしいエネルギーにシフト」会場全体で気持ちを一つにしてゆく形。

 震災後の経過を見ても、復興の足かせになっているのは原発によるマイナスの影響だ。震災3ヵ月の今日も、作業は進まず、空気を浄化するとの表現で、建屋内の汚れた空気が外に放たれている。
 風で運ばれた放射能を含んだ塵は関東圏にも舞いおりているし、穴のあいた容器に注がれた汚染水は、溜まりに溜まって行き場を失い、おそらくまた海に放出されるのだろう。
 さらに、政治の混迷も、根底にはエネルギー政策がある模様…。

 そんな現実を目の当たりにしたら、多少の不自由があっても、原発で作った電気は使う気になれない。必要最小限でいい。
 同じ思いの人が、アルタ前広場に集まっているのだと思う。

 311までは、こんな集会なんか鬱陶しいと思っていたかもしれない若者が、手作りの旗を持って原発要らないと言っている。
 親たちは、子どもたちのために、放射能汚染は止めたいと言っている。
 
 誰に頼まれたわけでなく、皆、「自分で」アクションを起こしている。

 この、「原発、要らない」のうねりは、市井が発祥、しかも世界が観てる。
止めようったって止められない。手ごわいよ。

2011年6月11日記)

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