« 1日以降の江東区の水と電力情報 | トップページ | 深川風景―花祭り »

下町ニャーナリストとして

 震災から三週間。

 江東区に住まう〝猫の目ジャーナリスト″として、「今できることは何だろう?」と考え、不足しているライフラインの情報をこの三週間発信してきた。
 行政は、色々な事に対応せざるを得ないので、どうしてもネットでの発信は遅くなってしまうし更新も遅い。なので、差し出がましいと思いつつ、都や東電のHPの数字を拾いながら、江東区エリア向けの情報発信を心掛けた。一時は900近いアクセスがあり、如何にストレートな情報が求められているのかを思い知らされた。

 震災直後に必要なのは、正確なデータ。
 情報をジャッジし提供するジャーナリストとしての直感。
 今までの青森・山形での地元取材での土地勘や、海外通信社でのシンプルな速報配信手法が活かされた。
 震災後の情報を有効に活用してもらえたこと、また、震災後のモノ不足の中、争わず、譲り合い、普通に生活している下町・深川の皆さんに深い敬意を払いたい。もともと、この土地柄に惚れて永住を決めたのだけれど、二度惚れした。深川はたとえ電気が途絶えたとしても、蝋燭の灯火の下でも商いが出来るし、隣組の人的救助も出来る。江戸時代からの人情が息づいていると切に感じた。

 4月1日を区切りに、都内の状況もある程度安定したことに基づき、ライフラインに関する情報は大きな動きが無い限りお休みさせて頂くことにした。
今後は、必要になるであろうボランティアやエコロジーなど、次につなげる情報を適宜発信していきたい。

 東日本の復興は、それこそ 10年単位で観た方がいいほど長くなると思う。
以前のコラムでも書いたとおり、これが、単に地震と津波だけであれば、もっと早く復旧がなされ、復興に向かって4月1日を迎えられたと思う。
 原発の状況が改善されない限り、復興は進まない。
 そして、残念なことに、改善どころか、放射線で汚染された水が絶え間なく海に注ぎ込まれている事実が明らかになった。周辺は未だ立ち入り禁止。震災四週目に入っても状況把握さえままならない状態。まだ復興に至らない…。

 なので、急がず、煽られず、しっかり情報を自分で見極めて行こう。
 これはマラソン。それも10年単位…。
 まだ走り出していない人はスタミナためて。
 今回初めてのことに水不足などで動揺してしまった人も、長く続くと思って気持ちを入れ替えて次に備えて。並んだり、買い占めたりしなくてもいい方法を自ら考えて発信していこう。

 私は、下町カアチャンの生活力パワーと、江戸っ子気質(かたぎ)を信じている。
 そして、自ら終の棲家として選んだ深川から『猫の目ジャーナリスト=ニャーナリスト』として、これからも情報を発信してゆきたい。

 頑張らず、普通に。
 心は日溜りの猫の如く。
 必要な時に、必要な力を120%出せるように!
 これから10年スパンで、人間力が問われるのだから!

2011年4月1日記、3日加筆修正出稿)

|

« 1日以降の江東区の水と電力情報 | トップページ | 深川風景―花祭り »

猫眠茶室より」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1230061/39480314

この記事へのトラックバック一覧です: 下町ニャーナリストとして:

« 1日以降の江東区の水と電力情報 | トップページ | 深川風景―花祭り »