« 南南東に向かって!一陽来福 | トップページ | お知らせータグの整理 »

『心は日溜りの猫の如く』

 2月5日。
前の職場である外資系通信社のシャットダウンの日。
元同僚が再就職できたとの知らせを得た。
紆余曲折の後、同僚のベクトル上の生業を得たことに感慨はなおさら深い。

 実はこの日を「節分の後」と認識しつつ、正確な日付を忘れていた。
でも、その日の事は鮮明に憶えている。
会社側がタクシーを手配してくれたので、持てるだけの荷物を持って乗り込み、途中、深川不動尊に止めてもらい、区切りがついたこと、これからの招福を祈願し、自宅に到着したのだ。(後々、家族は、タクシーは会社持ちだったんだから、もっと遠くまで行っちゃったらよかったのにと言っていた。今となってはホント、山形ぐらいまで行っちゃっても文句言われなかったろうな、と思うけど)

 妹に告げたのは数日後。
 母には一月後ぐらいにカミングアウトした。
 父親は病気で手術など諸事あったので年末に辞めたことだけさらっと告げた。

 社会人になってから色んな荒波を乗り越えてきたし、外資系企業、しかもアメリカ系のIT企業だったので、日本的な常識では計り知れない日常ではあったけれど、このシャットダウンはショックだった。
大丈夫、といいつつ、気持ちが元に戻るまで一年かかった。
そしてもう一年、次へのステップに費やした。

 去年のこの日は、ぎっくり腰のリハビリと自分の新しい道の模索の中で迎えていたので、穏やかな気持ちとまでは言えなかった。

 今年は、セラピストを柱として生業を極めることを決め、心穏やかに2月5日を迎えられたことが何よりの前進だと思う。衝撃的な出来事にも目をそむけず、しっかり受け止め、それを昇華して自分の中に取り込み、カウンセリングに活かす。すでに2月5日と言う日がおぼろげになっている。忘却は、蓄え。

 『心は日溜りの猫の如く』
元の職場のメールのヘッダーに使っていた言葉。
カリカリした雰囲気の中、自分を諌める意味もあった。
2月5日、まさに日溜りの猫の如く愛猫3匹と2年前の出来事を記念日として祝える自分を愛しみ、また巡り来る2月5日を日溜りの猫の如く穏やかな心で迎えたい。

0205nekomin

2011年2月7日記)

|

« 南南東に向かって!一陽来福 | トップページ | お知らせータグの整理 »

猫眠茶室より」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1230061/38784615

この記事へのトラックバック一覧です: 『心は日溜りの猫の如く』:

« 南南東に向かって!一陽来福 | トップページ | お知らせータグの整理 »