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「あずましい」お風呂の勧め

9月に入って暑かったのは台風一過の1日(火曜日)ぐらい。ほか曇天で気温もさほど上がらず夏物の上に長そでを羽織って外出した人が多かった模様。

ティーンエイジャーの頃から、「夏の終わり」を示唆するいくつかの体調の変化がある。

例えば、それまで、冷たい麦茶やアイスティーを飲んでいたのが、熱い焙じ茶や濃い目に淹れたミルクティーを飲みたくなる。シャワーよりもお風呂(湯船)につかりたくなる。この夏は8月の終わりぐらいから焙じ茶を飲み始めた。

今日(9月4日)は久しぶりにお風呂を楽しんでみた。多分6月以来。バラの香りの入浴剤を入れて、暑くもなくぬるくもなくの40度ぐらいのお湯にゆっくりとつかる。夏場シャワーを浴びる時も、たらいにお湯を入れて足湯にしていたのだけれど、やはりお風呂は格段に違う。身体全体が伸びきって柔らかくなる感じ。だし昆布やワカメなど乾物が伸びるのはこんな感じかなぁ。膝から下が気持ちよくジンジンして血が巡り、角質もお湯を吸って柔らかくなっていくのを実感する。

青森の方言に「あずましい」という言葉がある。

「他には置き換えにくい言葉だけれど、大きなたっぷりとしたお風呂にざぶんと浸かって身体を伸ばした時の気持ち」と、青森時代の上司が言っていた。のんびり、ゆったり、くつろいで、全くストレスから解放された気分…。

だが、「あずましい」は、元をたどると「吾妻しい」=「妻がそばにいるような安らいだ気分」という意味のようだ。当然、東北の方言は古語に由来しているので、人生短かい中、戦いからあるいは過酷な農作業から帰った夫を、糟糠の妻が優しい微笑みでねぎらってくれ安堵した、ということかもしれない。緊張した一日から解放され、妻の温かさとささやかなご馳走に迎えられたら疲れも吹き飛び癒されたのだろう。一方、今の世の中。たしかに家に帰れば自分の城、ホッとしてくつろぐ気分半分だろうが、奥さんも家計やら教育やら親せき・ご近所づきあいやら、あれこれ問題提起するから何となく居心地悪くて書斎(あるいはトイレ)にこもってしまう旦那さんも少なくないかもしれない…。

なので、やはり、「あずましい」は、ひとりゆったり湯船で身体を投げ出し、解放された気持ち、が言い得て妙、かと思う。

夏の暑さと秋に向かう涼しさが交錯するこの時期は、もっとも体調を崩しやすい時期。お風呂嫌いでシャワーだけの方も、熱すぎないお風呂にゆっくりつかって、夏場に硬まった関節をほぐし、角質をふやかす気分でその日の疲れを落としては如何?

(9月4日記)

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